2021.11.12〜12.18 FC.ISE-SHIMA 忘れ難き軌跡

 

 

嗚呼、幸せやな』

帰りのどこかで、ふと心で呟いた。

いや、声に出ていただろうか。

 

走り続けていたものが止まる。

悔しさはもちろんながら、充実感もある。

 

 

 

『FC.ISE-SHIMA』の彼らに、

ここ宮崎まで連れてきてもらった。

とても有意義な時間を過ごし帰路に着く。

 

 

道中や、仕事の合間に書き繋ぎ、

まだ記憶に熱さがあるうちに書き留めるも、

長い道程ゆえに、思う様に進まない。

 

 

今回の宮崎遠征。

東京同様、車移動も考えたけれど、

さすがに遠いので、

飛行機と電車を利用する事に。

 

『特急にちりんシーガイア』

FC.ISE-SHIMA

この日。

宮崎は、強風でJRのダイヤは乱れ、

路線バスにて宮崎駅まで向かう事に。

ホームを吹き抜ける極寒の風に、

全くの想定外の中、初めての宮崎を知る。

 

 

その真逆、

帰りはのんびりと。

お昼前の車内からは穏やかな海景色。

車窓からは日向灘を望む。

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この、

JR九州の『にちりんシーガイア』

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最近のマツダ車にある様な濃いグレーと、

赤の差し色が田島氏の心を掴む。

 

趣のある車体は海沿いを南下する。

ひんやりとした車窓に肘をつき寄り掛かり、

窮屈な足下にはカメラケース。

今回は一番大きな『ペリカン1610』を使用。

普段は車移動なので、ほぼキャリーは使わない中、

ゴロゴロと大きな音を立てて、駅の構内、街中と、

隠れた大活躍ぶりを見せる事となる。

ここは関空の第2ターミナル。

20年くらい前、

何度もタイに渡航していた記憶が蘇る。

 

 

またしても、

足早に過ぎ去った2021年。

随分、遅くなってしまったけれど、

田島氏なりの、

「FC.ISE-SHIMA』への心の総括。

 

 

2022.12.18

最終戦となった宮崎。

2-3での敗戦で今期を終える。

この先、

もっと良いシーズンを過ごしても、

もちろん、過ごす事にはなるのだけれど、

今季の彼らの奮闘は、色褪せる事はない。

今シーズンは3節目から中断。

その後、独自の再開。

GWの最中、

5月2日の市役所戦は0-1で敗戦。

これも後から思えば一つの過程。

 

初夏の藤枝。

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あの日の空は本当に青かったんだ。

真冬を過ごす今日からは想像も出来ず。

 

 

言わずもがな、不規則な日程。

道は険しくも、うっすらと繋がり始める。

愛知と浜松で2週2戦。

 

2戦とも、

『伊勢国際観光』さんのバスで同行。

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まだ薄暗いと言うか、まだ真っ暗の午前5時。

続々と集結する伊勢組の選手達と出発。

 

今も昔も工業団地。

少し複雑な気持ちで迎える夜明け。

 

 

小倉監督と真野直紀#11

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とても好きだった、お馴染みのシーン。

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白石直人#18 の元気が好きだった。

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片田拓#8

長い時間、辛抱したからね。

東京、宮崎で走る姿は見れなかったけど、

精一杯、気持ちを繋いでくれたよ。

 

 

森 栄二志#20

ドリブル、テクニックで魅せる。

ベンチ外の時も、しっかり雑務をこなす。

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倉田樹 #17

最近では、いつかの試合での太い声が、

いつも脳裏に焼きついていたな。

男っぽくなったよな本当に。

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福家遼太郎#9

コーナー付近での、相手との鬩ぎ合い、

ボールを絶対渡さない姿が実に印象的で。

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頑固だと思うけど、意外と周りを見ている印象。

独自の行動と、時折見せる気遣いが良い。

 

 

 

及川拓哉#19

彼にもずっと注目してたな。

藤枝でのシーンが最後の出場だったかな。

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生真面目なんだろうなと思う事はしばしば。

でも彼のとてもいいところ。

田島氏自身に重ねて見る時もあったかな・・・

石神井のイメージは一生拓哉だと思う。(笑)

いつかゆっくり話したいね。

 

 

あかんあかん。

一人一人にコメントしていたら進まない。

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相変わらずの長いブログになりそうだ。

終わらなくなるよ。(笑)

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なあ、ビラルさん。

拓はどこまで回復したかな・・・

 

 

 

今季は感慨深いシーズンになっただろうな。

『力戦奮闘』、まさに力斗さんやったな。

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こんなに遡って進まないな。

でもね、はしょれないんだな。

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永遠を感じる写真が撮りたい。

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田島氏は全ての撮影にそう挑む。

遠くを見る様に。

過去未来現在を繋ぐワンシーンを残す。

哲矢のお父さんにも会えて良かった。(笑)

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写真をあれこれ見ながら手が止まる。

渓。

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大掃除とか、引越しなんかでよくある事。

間違いなく、彼らがここにいた。

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その事実を、

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残す作業。

彼らの心情に心を寄せる。

 

 

 

中京大戦後、リーグ2位通過が決定。

初の地決は、萩谷氏のクジ運の甲斐もあり、

三重会場を引き当てる。

東員で3日連続の大事な3戦に挑んだ。

 

 

朝から先約の撮影をこなし、すぐに伊勢道を北上。

試合終了後、小走りにスタジアムを去る。

別件の撮影の為、伊勢に戻る。

そんな三日間がすでにも懐かしい。

 

 

全社は中止だったんだ。

餃子は幻、『正嗣』は忘却の彼方。(笑)

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さあ予選抜けるよ。

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それにしてもあの沖縄戦、

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ボカとハンブルガーが頭から離れない。

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もう20年少し前になるのかな。

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14人が写る写真。

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良かったよ、幹。

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人間模様。

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ボールを蹴って蹴って蹴って。

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どれだけの距離を走ったのだろうか。

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そんな疑問が頭に浮かぶ。

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もうすっかり亮城の14番。

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球際、足下。

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0-0

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やはり、こういうシーンが好きだ。

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小倉隆史監督と高原直泰選手。

 

 

伊勢から東員。

よく走ってくれた愛車にも感謝。

この忙しい日々が終われば、

無心で、洗車をするんだよ。

靴も磨こうかな、密かな趣味だからね。

 

さあ、それでもまだ過程。

『FC.ISE-SHIMA』は止まらない。

止まる気なんて、あるはずもなく。

 

 

師走が迫る、11月後半の東京。

『味の素 フィールド 西が丘』

5日間の滞在、東京で大事な3戦に挑む。

 

出発の前日、

23日の朝も余裕はなく、

朝から夕方までで4件の撮影。

この時期はとても忙しい。

出発ギリギリに支度をする。

 

一人、久々の東名、愛車は快調。

思い出の道、家族と共に走りたかったね。

岡崎SAの八丁味噌ラーメンを食べる。

土山のちゃんぽんもいいけど、これ最強。

静岡で仮眠後、

西が丘までアクセルを踏み続ける。

大好きな鎌倉には今は寄れない。

 

4時57分

東京料金所通過。

 

 

5日間の滞在中、

空き日は別作業に勤しむ覚悟で。

メイン機である27インチ『IMac』と、

購入即のプリンター『PX-1V』を持参。

10年使った旧機の不調からの買い替え。

開封早々、まさかの東京行き。

万物に魂がある。

プリンターにだって魂は宿る。

大切に使うんだ。

 

4泊の滞在は北区赤羽。

赤羽と言えば『カルビー』だった。

ホテルと、徒歩3分のコインパーキング。

何往復したことやら。

 

このエレベーターを何度も使用。

きれいなエントランス。

クワガタ(おがくず)の匂いがするんだ。

何故なんだ。(笑)

 

 

接客、炭酸風呂と朝食が◎。

おなじみの『スーパーホテル』

お風呂は中田一三氏も絶賛入浴。(笑)

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初日の西が丘以外、4泊同じ駐車場に愛車を停めた。

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愛車のリアスペース。

事務用品一式、ヤマトの発送伝票、

珍しいものでは写真の裁断機まで積んだ。

リアゲートを上げて、発送作業をこなす。

写真を切ったり、梱包したり。

 

表通りは赤羽駅に続く都会らしい道。

赤艶の素敵な消防車が並ぶ『赤羽消防署』

その少し横にある『西友』

赤羽駅前の商店街を抜ける少し手前。

ヤマトの営業所まで、荷物片手に数往復した。

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『伊勢屋』さんはスルー出来ない。

美味で大きい豆大福。(笑)

 

 

本戦の舞台。

最初に足を踏み入れたのは空良。

『味の素フィールド西が丘』

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この舞台ですら通過点。

でも少しだけ、

この場所を身体に沁み渡らせたい。

 

 

GKコーチの荒木氏。

縁の下ではなく、思いっきり存在感抜群。(笑)

 

目下、5試合連続かな?

絶賛クリーンシート継続中。

増田将#1

 

サッカーをしている時の彼と、

サッカーをしていない時の彼。

彼の不思議な魅力は、その辺りに潜む。

 

 

味の素の『アジパンダ』と

『凸版印刷』のTOPPANハイツ。

『北区立稲付中学校』

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ここは東京都内。

 

地方で作った一つのクラブが、

首都東京のスタジアムでコールされる。

なかなかの感慨深さに感動を覚えると、

中田一三氏が言っていた。

 

 

この場所に立っている。

そりゃあ、逆立ちもしたくなるよ。

この日は二人。

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遼太郎は、新天地で、

田島写真館・田島源夫写真事務所

新たな逆さ景色を見ている頃。

田島写真館・田島源夫写真事務所

ピッチ内では誰よりもボールを追う。

新加入の最初の試合から、何がなんでも、

絶対にボールは渡さない姿が印象的。

鳥取の伯耆富士、『大山』を越えて、

出雲に向かう際は、きっと彼を思い出す。

田島写真館・田島源夫写真事務所

どこに行っても、

ガムシャラな遼太郎で。

 

 

 

 

 

 

いじめを、しない!させない!

田島写真館・田島源夫写真事務所

『いのち愛しむ』

99年に金八先生も言っていた。

20年を経ても、改善されない現実。

だから取り組む。

 

 

直紀とボールの間。

サッカーも写真も空間が大事。

田島写真館・田島源夫写真事務所

間合いと蹴るまでの感覚。

伊勢 出張撮影 田島写真館

魂を宿し打つ。

 

 

魂は魂と喜び繋がるもの。

永一の先制ヘッドを呼び込んだ。

伊勢神宮 出張撮影 田島写真館

高知で藁焼きが食べたいな。

香川でうどん食べて、行こうか四万十まで。

 

 

最後の大仕事だったのかな。

伊勢 七五三 出張撮影 田島写真館

存在感の大きな二人だったな。

 

 

 

東京でも元気な直人。

彼の発する声は雰囲気を数段上げる。

伊勢 七五三 出張撮影 田島写真館

ラインギリギリを攻め上がる姿が印象的だった。

伊勢 猿田彦神社 出張撮影 田島写真館

鳥羽への国道沿い、

仕事場のGSでその姿を見かけると、

伊勢 七五三撮影 田島写真館

『伊勢に来てくれてありがとう』って、

いつもそう思ってたよ。

 

 

初戦の徳島戦は11月24日。

出張撮影 田島写真館

もうあれから2ヶ月と少々。早いね。

伊勢 出張撮影 田島写真館

後半、追加点を待ち望みたい中、

あえて、ディフェンス陣の姿が近くなる場所、

自陣ゴールのコーナー付近で撮影を行う。

 

それだけ、とても魅力的なディフェンス陣。

 

 

SB右が彼の主戦場。

中濱颯斗#2

田島写真館・田島源夫写真事務所

彼の笑顔はよく知っている。

出張撮影 田島写真館・田島源夫写真事務所

だからこの日は、

颯斗の真剣な眼差しに迫る。

 

これ以上は通さない。

何度も何度も相手攻撃陣と対峙する。

田島写真館 伊勢 出張撮影

一連のプレーに日々の鍛錬が出る。

田島写真館・田島源夫写真事務所

砦であり続ける。

FC.ISE-SHIMA

トップ下や左サイドもいいけれど、

田島写真館・田島源夫写真事務所

センターバックは花形だと思う。

田島写真館・田島源夫写真事務所

今年は颯斗やな。

 

 

最終ラインの背を見る人

田島写真館・田島源夫写真事務所

増田将 #1

昨季の『FC.ISE-SHIMA』を象徴する彼。

出張撮影 田島写真館・田島源夫写真事務所

好セーブ連発は、守護神そのもの。

頼もしかったね。

FC.ISE-SHIMA×田島写真館・田島源夫写真事務所

今年は彼の目指す1番の場所へ。

 

 

梅田至 #24

彼はよく目立つ場所にいる。

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守備と攻撃とよく動く。

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その勇ましく精悍な顔つき。(笑)

田島写真館・田島源夫写真事務所

それを裏切らない渾身プレーの数々。

FC.ISE-SHIMA2021

2年目の今年は、ピッチ内外での存在感に注目。

田島写真館・田島源夫写真事務所

同じ髪型したって良いじゃないか。(笑)

 

 

1-0で勝利。

FC.ISE-SHIMA

平成に誕生し、令和を迎えた。

田島写真館・田島源夫写真事務所

創設11年目かな、『FC.ISE-SHIMA』

 

 

地決本戦での記念すべき1勝。

田島写真館・田島源夫写真事務所

少しだけ穏やかな試合後を過ごし、

田島写真館・田島源夫写真事務所

初日のスタジアムを後にした。

 

 

遅めのお昼ご飯。

田島写真館・田島源夫写真事務所

本蓮沼駅前の『剛力ダルマ屋』美味。

しばし、趣味のラーメン時間を愉しむ。

 

 

翌日はホテルに缶詰。

ホテル→駐車場→ヤマト運輸→西友→ホテル。

 

26日。

コインパーキング横に咲く花。

小声で挨拶を交わし(笑)、出発だ。

伊勢 出張撮影 田島写真館・田島源夫写真事務所

『オハヨー』

 

2戦目もまた、快晴の東京。

『FC.ISE-SHIMA』に雨男はいない。

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再び『味の素フィールド西が丘』

田島写真館・田島源夫写真事務所

田島氏の自宅から東京まで約460Km。

遠方にも関わらず、

豊かな故郷、三重から応援に駆けつける。

 

 

そして、樹。

元気にしてるかな。

 

 

2戦目の相手は『クリアソン新宿』

決意は背中に現れる。

 

 

 

 

入場前、将に目が行くも、

ある大会スタッフの姿に目がいく。

田島写真館・田島源夫写真事務所

チェグン元気にしてるかな?

なんて考えてたら、引退の知らせを目にしたよ。

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彼はよく喋るムードメーカー。

FC.ISE-SHIMA

彼は一見、

適当に冗談ばかり言ってる様で、

的確な指摘と、賢さを備え持っている。

田島写真館・田島源夫写真事務所

この一年、彼の存在は大きかった。

大好きなアパレルの道に行くのかな・・

チェグン、また喋ろうな。

 

 

 

今思い出しても、

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気持ちの良いスタジアムだった。

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縁深し。

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魂を持つ者が、

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伊勢志摩に集った。

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個性豊かな選手達。

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東京で、

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躍動する。

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大漁旗には故郷に香る海が見える。

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繋がる空の下。

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ここがアウェイと言わせない。

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あの人の想いを乗せて。

白い枠。

ゴールを目指す。

田島写真館・田島源夫写真事務所

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風の様に。

力強く。

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『クノール』の様に温かい。

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ボールは離さない、片手でも。

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皆で闘い抜く。

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見た目と裏腹に泥臭く。

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圧巻の好セーブ連発。

サッカーと真摯に向き合う彼の力。

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悔しい顔と、

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白い歯がよく似合う。

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いつかのフリーキックは伝説に。

田島写真館・田島源夫写真事務所

田島写真館・田島源夫写真事務所

永一、三重のサッカー人であれ。

田島写真館・田島源夫写真事務所

田島写真館・田島源夫写真事務所

7番と11番。

田島写真館・田島源夫写真事務所

充実のリザーブ。

田島写真館・田島源夫写真事務所

直紀が一人になる場所。

田島写真館・田島源夫写真事務所

田島写真館・田島源夫写真事務所

田島写真館・田島源夫写真事務所

田島写真館・田島源夫写真事務所

新宿の勢いある攻撃陣にも、

田島写真館・田島源夫写真事務所

ネットは揺らせなかった。

 

 

この日もよく走った。

0-0

 

2戦目の試合終了は夕刻前。

田島写真館・田島源夫写真事務所

心地良い夕暮れに、

『伊勢フットボールヴィレッジ』を重ねる。

随分と、あの景色を見れていない。

 

 

それにしても、

とりわけ、東京が楽しかった。

最高の時間を過ごした11月の東京。

 

 

28日の最終日を迎え。

愛車にPCとプリンターを積み込む。

 

 

試合後には帰路に着く。

田島写真館・田島源夫写真事務所

住宅街を抜けて西が丘へ向かう。

この道と街を忘れない自信がある。

 

 

 

さあ、敦也。(笑)

想いは背中に。

伊勢 出張撮影 田島写真館・田島源夫写真事務所

『おこしやす京都』との最終戦。

『JFL』入れ替え戦が掛かる大事な一戦。

この舞台でサッカーが出来る喜びに、

誰もがワクワクが止まらないだろう。

田島氏だってそう。

 

 

 

1試合目の結果から、

絶対に負けれられない戦い。

田島写真館・田島源夫写真事務所2022

サッカーではよくある状況も、

自分の人生でそんな事はあったかなと。

そんな事を考えたりしながら、

田島写真館・田島源夫写真事務所2022

右手の人差し指を軽妙に動かす。

田島写真館・田島源夫写真事務所2022

彼らの時間を見つめ続ける。

誰よりも点が取りたいのは彼。

田島写真館・田島源夫写真事務所2022

優也、頼むよと。何回言ったかな。

田島写真館・田島源夫写真事務所2022

 

 

何度でも跳ね返す。

神セーブはこの日もチームを救う。

 

 

キャプテンとして。

一人のサッカー人として。

田島写真館・田島源夫写真事務所2022

遼太郎のこうした時間も好きだった。

あれこれ想像してしまう。

惜しみないプレーで。

駆け抜けて行く。

美しいシュートフォームで。

まず最初のJが付く舞台へ。

田島写真館・田島源夫写真事務所2022

前半終了。

修正点を話し合い、

後半、勝ちに行く。

全員で向かって行く。

 

 

円陣は皆で一つのエンジン。

田島写真館・田島源夫写真事務所2022

雰囲気、悪いわけがない。

自身を越えて行け。

運動量は落ちる事なく。

田島写真館・田島源夫写真事務所2022

ただ、ひたすらに、

ゴールを見据える。

 

 

相手の時間が増えるも、

田島写真館・田島源夫写真事務所2022

ワンプレー毎に、確実に対応して行く。

田島写真館・田島源夫写真事務所2022

勝ちは手繰り寄せるもの。

田島写真館・田島源夫写真事務所2022

あの日のあの時間は確かにあった。

田島写真館・田島源夫写真事務所2022

まだまだ薄れていない。

それだけの濃い時間を過ごした。

相手もまた、必死であり。

共に、均衡を破りたい。

まだまだ高く跳べる。

足は止まらない。

田島写真館・田島源夫写真事務所2022

相手の好機も、片手で搔き出す。

サイドアタック。

 

 

 

 

何かが起こりそうな予感。

田島写真館・田島源夫写真事務所2022

どれくらいの位置だっただろうか。

この瞬間はよく覚えている。

目まぐるしく攻守が変わるサッカー。

そのわずか19秒後、ピンチを迎えるも。

将の横顔に笑みが溢れる。

 

 

『楽しかった』と、

試合後に、笑顔を見せていた。

 

 

見守る側も必死の時間。

僚太と功司の姿も。

田島写真館・田島源夫写真事務所2022

独特の時間帯。

田島写真館・田島源夫写真事務所2022

亮城もまた、取りたくてしょうがない。

1点を。

惜しかったのがあったからね。

ゾーンとか、スローモーション、

ではないけれど、

アディショナルタイムの中、

どんな時間が流れたのか、

いつ選手交代をしたのか。

脇目も振らず、残り少ない時間を追う。

守りたいものがある。

ボールしか見えない。

ガッチリと

胸に収まる公式球。

 

想いを結集させ、力に変える。

11月28日の15時24分。

場所は東京『味の素フィールド西が丘』

将の顔を見て、終わりを知る。

田島写真館・田島源夫写真事務所2022

最後のホイッスルはよく覚えていない。

クシャクシャの顔は笑顔になり、

仲間と抱擁。

仲間がいる素晴らしさ。

青い空の下、何よりも尊い光景。

クタクタ。

永一はとても立ってはいられない。

至、重いやろ。(笑)

 

0-0

三重県の南勢地域にある、

一つのサッカークラブの本気の証明。

最高に楽しかった。

東京での出来事。

今シーズンでの引退を表明していた、

『おこしやす京都AC』

#10 原一樹選手と小倉監督。

『清水エスパルス』からのプロキャリア。

15年の現役生活に心から敬意を。

相手もまた想いを背負うサッカー選手。

次に繋がる、

『全国地域サッカーチャンピオンズリーグ』2位。

 

 

田島氏の良い瞬間。

田島写真館・田島源夫写真事務所2022

駆け寄ってくる、

永一の姿は大きな子供の様で。(笑)

 

『よく守りきったな・・・』

 

『夢』の言葉の意味を、本当を知った気がする。

 

 

あの時間は戻らない。

だけど、紛れもなくあの場所にいた。

それが嬉しくて。

 

あの東京を田島氏は忘れない。

拓。

最高の夕刻は。

青春と河川敷と、東に伸びる影。

選手達の何が羨ましいかと言えば、

 

夢を共有する仲間がいる事。

そして、ラインダンスに他ならぬ。

 

この25人がいなければ、

この結果はなかったわけで。

 

 

あの人はもっと先を見据える。

これで師走も忙しい。

まだ彼らはサッカーが出来る。

帆が進む中、兜の緒を締める音がした。

 

『FC.ISE-SHIMA』

最高のクラブが、重要な一戦への準備に入る。

 

 

 

今思い返しても、

このシーズンは、特別であったと。

今一度の確信を得る。

 

 

 

12.18 日向国。

運命は宮崎へと導かれた。

ここで何かが変わる。そう信じて。

 

 

あの一日は寒かったんだ。

『延岡市西階総合運動公園陸上競技場』

樹と恒例の挨拶は、これが最後となる。

 

 

そして、舞台はやはり青空の下。

サッカークラブの一光景がとても好きだ。

彼らにここまで連れて来てもらった。

自身の人生、

いつかの不完全燃焼の日々を、

彼ら『FC.ISE-SHIMA』に重ねた節がある。

 

 

試合前、

『中濱、顔白くないか?』

選手それぞれの様子を見ながら、

場の周波数を整える様に雰囲気を上げる。

監督の言葉と笑みに、皆の表情が和らぐ。

監督のGOの前、チェグンの時間。

補足点と熱き言葉を少し、何事も間合いは重要。

さあ行こう。

このシーンも見納めだったね。

 

 

それにしても。

思えば遠くへ来たもんだ。

直紀のお母さん元気にしてるかな。

いい空気、ここは宮崎。

宮崎に来た理由が必ずある。

 

 

明日は高千穂から阿蘇山まで行きたい。

そんな事を考えていたら、我らの山も聳え立つ。

笑っていこう。

12月もXmas間もない18日。

赤いユニフォームにサンタがよぎる。

ここは延岡市。

冷たい風。

隼人が切り裂く。

ハイジーの二人。

 

 

ようやく来た、この舞台。

真ん中にいるのは、やはり優也。

この日はベンチから。

前半30分、まさかの3失点。

開き直るのも大事。

まだ笑顔が出ていたのが救い。

 

 

ここから、ここから。

迫れるのが準備をして来た証。

繋ぎ、

仕掛け、

打つ。

熱くなる。

優也のらしさ。

自慢のDF陣を見守る。

長旅で疲れている。

なんて誰も言わない。

後半前、直人の大きな声も聞いた。

遼太郎が前に走り、

ここは彼、

隼人がフィニッシュ。

 

 

諦める者などいない。

前の二人の連携。

遼太郎から、

亮城に渡り、

そこからの、

再び遼太郎。

点を取る為の準備だけして来た。

阻まれるも、

やり続ける。

豊富なリザーブからの、

奇策もあるかも。

 

 

27番と22番。

奥には縁起の倒立。

 

後半開始。

45分で仕切り直す。

遼太郎の戦う姿勢は衰えない。

 

 

幹の姿勢がいつもと違う気がした。

自分がなんとかすると、気持ちの表れ。

 

 

気持ちは切らさない。

将は微塵にも揺るがない。

どこまでも貪欲に。

 

 

悪いセットの連鎖はない。

守り切り、攻めに転ずる。

まだまだ蹴れる。

 

 

 

のちにチームを離れる三人の姿。

セットでの失点はセットで取り返す。

優也の狙い。

ゴールが遠いも、雰囲気はある。

 

まだ飛べる。

亮城→哲矢。

選手交代から予感は漂う。

 

 

残り25分程、十分に修正は可能。

入念に戦術の確認。

 

 

『ホンダロックSC』

宮崎らしい、赤いユニフォームの右袖に、

青い文字で『JFL』のロゴが光る。

 

もう一つ上へ。

是が非でも上がりたい『FC.ISE-SHIMA』

降格は避けたい『ホンダロックSC』

ガチのサッカーがそこにある。

 

 

敦也。

 

JFLの公式球。

ここにも小さく光る青い文字。

スローインも美しく、直人。

 

 

3点は重いけれど、

誰も諦めてなんかいない。

身体を張り続けるのみ。

隼人→ビラル。

絞って行こう。

 

行きも帰りも一緒だった、『東海テレビ』さん。

『松阪ケーブルテレビ』さんはずっと密着中。

根性やな、永一さん。

いつになくキレが良い幹。

相手が何人であっても、

気持ちでは絶対に負けない。

哲矢のクロスに。

キレていた幹のヘッド。

突破口の1点。

笑顔なき得点は苦しくもある。

監督の見守る中、

流れを手繰り寄せる。

前を向いてこそFW。

負けん気は人一番強い。

至のクロスに、

頭から飛び込んだ。

永一の執念で2-3

1点差に迫る。

控えめなガッツポーズ。

二人で2点。

得点は入り始めると入るもの。

野球サッカー、スポーツの不思議。

1点差に相手の焦りも見える。

奪いにいく。

渡したくない。

仕掛ける。

あの時の細かい記憶なんて、

選手にはないかもしれない。

3点と3分。

3はこの世の仕組みと関わり深い数字。

そこを超えて行かなければ。

現地でも地元でも、想いは一つ。

無我夢中に。

時は止まらない。

ファールをもらったのは時間ギリギリ。

将も加わる。

 

 

優也は7番。

振り抜く右足にISE-SHIMAの歴史がある。

集中。

絶対にボールを渡さない。

3シーズン前、遼太郎の最初の試合。

コーナー付近でボールを囲う姿を思い出す。

宮崎の冷たい風。

長い笛が風を切る。

特に感情の深い二人が下を向く。

この日の幹には魂を感じた。

 

 

遼太郎は人一倍悔しいはず。

至は顔を覆い、ピッチで天を仰ぐ。

結果である事実が、

ひしひしと、

この身体に染み込んでいく。

言葉にならない。

 

 

その光景に目を背ける事なく、

監督は全てを見渡し、包み込む。

 

 

想い一つに、

この宮崎までやって来た。

2-3

25人の中の11人。

確かにあの日、全員で挑んだんだ。

チェグンの言葉の通りに、皆で全員で。

一日はやがて昨日となり。

少しずつ遠い過去となり。

こんな日はもう、サッカーなんて・・・

そう思ったりしたとしても、

悔しさは強さに変わる。

経験は彼らを大きくする。

彼らには、あの日の誓いがある。

伊勢の『神宮』大神様のお膝元。

道ひらきの大神『猿田彦大神』へ必勝祈願。

決してお願い事ではなく。

この道を創っていく、表明をして来た。

誓いを立てた道に変わりはなく。

 

 

若き者たちが、前を向き、

道を繋ぐ。

 

 

 

遼太郎。

不屈の精神。

将に連れて来てもらった。

あの日の宮崎。

 

 

青と赤。

サッカーの醍醐味は泣き笑い全て。

 

 

時の人の言葉を借りるなら、

成し遂げられなかった目標はあるけれど、

『やり遂げた』と言えるはず。

やはり、この25名でなければ、

どうしても、辿り着けなかった場所。

一人一人に意味はある。

終わり始まり。

新たな道はここから始まって行く。

選手の列の少し後ろ。

彼の姿が目に付いた。

 

真野直紀  #11

 

『FC.ISE-SHIMA』にとって、

彼の加入は非常に大きかったと感じる。

1年目からキャプテンを任されると、

持ち前の親しみやすさと、リーダーシップ、

プレーの質はもちろん、

自身の持つ『華』を惜しみなく発揮。

蹴れて、

欲しい場面での1点、

起点になる事も多かった。

社交性があり、内外で調和が取れる。

間違いなく皆、彼が好きだった。

 

その『魂』あふれる彼が、最後の挨拶の時、

一人列を外れ、

『お世話になりました・・・』と、

そう小さな声で呟いた。

 

 

その意味ありげな行動に、言葉を掛けるも、

はぐらかす様に、照れ笑い、明るく振る舞った。

後日、退団が発表された。

 

 

『直紀、元気にしてるか?』

 

 

伊勢志摩に繋がる、青い空の下、

元気で仲間に囲まれていたらそれで良い。

田島氏はよく鎌倉に行くからね。

また寄ろうかな。

 

彼の持つ『華』は優しさであり、溢れる『愛』そのもの。

『伊勢志摩ファミリー』は直紀と魂を繋ぐ。

常に共に。

 

 

 

 

 

この秋から冬にかけて。

『FC.ISE-SHIMA』に吹いた帆風。

その中心にいたのは、増田将 #1

今シーズンの活躍は周知の通り。

黙々と、また気持ち新たに、練習に打ち込んで、

春先には、元気なその姿を見せてほしい。

彼の場所に、田島氏も感謝を捧ぐ。

 

 

 

 

 

 

皆が立ち去った後の、

『延岡市西階総合運動公園陸上競技場』

 

 

さあ、明日を見る。

その笑みに、少しの安堵と、

大きな一歩に敬意を表し、

心のまだ少し浅い場所、大切にしまい込む。

 

 

 

 

西階を去る前。

何気に来年の話しに触れた時。

『頑張れるかな・・・』

永一の言葉に一年一年への覚悟を感じる。

彼は高知でさらなる高みを目指す。

 

 

2022年、新しい年を迎えて。

避けては通れない、来季に向けての編成。

#17 倉田樹の現役引退が正式発表された。

これまでのどの試合も、西が丘でも

やはり、最初に挨拶を交わす選手は彼だった。

 

印象に残ってるのはあのゴール。

この正月、

選手権を賑わせた『青森山田高校』出身。

樹のいいところを田島氏は知っている。

また何かに挑戦している樹に会うのが楽しみだよ。

 

 

誰かが蹴った一本のパスが誰かに渡る。

思いがけない角度からの結びつき。

思いもよらない展開を見せる事がある。

人生には。

 

 

伊勢市駅から宮崎を目指したあの朝、

車窓から、神宮上空、龍雲が行き先を示す。

そして、うっすらと虹は掛かり始めた。

虹のアーチは半分。

大地から伸び行き、大地に根付くと信じ、

心の中に綺麗な半円を描く。

そんな出発だった。

 

シトシトと。

前夜に降り出した久しぶりの雨は、

誰かの弱さと雑念を洗い流すため。

神宮擁する伊勢はそんな場所。

 

 

『今そこにあるサッカーを愛せ』

ホンダロックSCの、横断幕の言葉を拝借。

 

 

そう言えばこの前。

小さい方の息子が田島氏に尋ねる。

『だるまさんってなんなん?』

だるまさんは七転び八起きの達人。

起き上がり、また躍動あるのみ。

 

 

選手達は、一年を大切に過ごす。

クラブの為、応援者の為、そして自身の為。

そして『FC.ISE-SHIMA』を通り過ぎていく。

 

田島氏はここに立ち続けたいけど、

見送る者、残る者もまた複雑でもあり。

 

 

帰りの朝。

『延岡アーバンホテル』で朝食を摂る。

日曜日の延岡のとある交差点、

昨日のサッカーを全く感じさせない今日がある。

凛としてシャープな、懐かしい冬の表情。

とても静かで美しい川を眺め一人歩く。

 

 

ホテル前の歩道にある大きな樹木。

クリスマスを控え、昨夜は電飾が施されていた。

もう見るに叶わない。

 

田島氏の小さい方の娘が見たら。

覚えたての言葉『きれい』って言っただろうな。

 

 

辛麺『桝元』

美味。 次は10辛?(笑)

また、宮崎に戻って来る。

 

 

 

 

大きい方の息子が住む大阪を経由して、

小さい方の息子と、二人の娘が待つ場所へ、

誰かの故郷である、素晴らしき宮崎から、

田島氏の故郷である伊勢に帰る。

延岡駅で、電車を待つ間の出来事、

オシャレなTSUTAYA書店横のフリースペース。

二つ隣の席の、中肉の若い兄さん。

電話で『まっちょって』と何回も繰り返す。

たぶん電話の相手は彼女だろうか。

何度も待ってと言うも相手は応じない様子。

『だから、待っちょってって。』

しばしの間、去る前の宮崎を聴く。

 

 

東京でのある夜、

少しだけ、中田一三氏に尋ねた。

サッカー観と、勝ちと負けについて。

答えはとてもシンプルだった。

 

 

田島氏の送る日々の足元に、

サッカーボールは見えないけれど、

人と関わり、道を模索しながら生きている。

やはり人生とフットボールは似ている。

その道程は決して簡単ではないけれど。

決めるべきゴールは見えている。

しっかりと。

 

 

 

また、明日が来る。

一生を懸命に、本当に一生懸命に、

志高く、挑み、道を創り続ける彼らの為に。

 

『挑戦するから笑顔になれる』

『FC.ISE-SHIMA』 10th Anniversary.

渓流は優しさと剛さを持つ道であるはず。

 

 

 

長すぎてごめんなさい。(笑)

『田島写真館・田島源夫写真事務所』

ありがとう。