足元にささやかな月明かり。
カーテンの隙間から降り注ぐ。
羽生選手の演技もまだ脳裏にある。
束の間のエーテル状態。(笑)
睡眠とは実に不思議である。
お月と深夜と我が家の居間と。
『舟を編む』
やはり思い出すのはこれ。
蘇る名作の心地よい季節感だ。
Leolaの歌声が抜群のBGMになった。
こうもなると。
なかなか寝付けるものではなく。
少しクセのある紅茶を沸かす。
編集作業が結構あるんだ。
スイッチが入る時に手を進める。
買ったばかりの靴下を履こう。
寒の戻りか、随分と寒い。
そういえば。
今に至る、今日の夕刻。
あの瞬間は二度と戻らないのに。
どうして写真に収めなかったのか?
そういった瞬間が、毎日の様にある。
決して大げさな表現ではない。
和菓子屋から出た瞬間に見えた街角。
橋を渡りきる際に見えた川沿いの街並み。
活字にしたって、何の意味もない。
あの場面に相応しい写真機はライカ。
物憂げに、少し影のある表現で。
そうそう、そのライカの『Q2』
昨日が確かリリース日だったはずだ。
写真道には確かに沼が存在する。
デジタル時代のカメラ事情。
気に留めないのも勇気だと知っている。(笑)
最近は時間に追われ。
なかなか意図的に作品撮りは出来てなく。
忙しいというのは言い訳だと。
それも百も承知であり。
やりたい事はまだまだたくさんある。
やれるうちに、今があるうちに。
そして。
6月の沖縄ロケ。
田島氏は準備万端。(笑)
でも、まだ3月。
春は龍体列島を桃色に染める。
春の出張ロケ撮影、どこまででも。