沖縄南部。
澄み渡る青に目をやると。
神の島が、やや右に見える。
沖縄との縁。
それは、やはり久高島。
神の戸である街に住む。
あの人が繋いでくれた場所だ。
沖縄への移動。
少し身重で大変になったけど。
今年は。
どうにか行けそうだったのに。
夢にも思わぬ事態で阻まれる。
久高には届かず。
今年の沖縄は例年よりも、
10日ほど梅雨明けが早かった。
最高の沖縄が目の前に。
そう思う胸中に、慰霊の日は刺さる。
上皇陛下の皇太子時代。
昭和56年に残した有名な言葉。
日本人であれば。
絶対に忘れてはならぬ日。
それが四つあると。
広島の8月6日に、長崎の8月9日。
それらの長い大戦が終わる8月15日。
そして。
太平洋戦争末期。
地上戦が繰り広げられた沖縄本島。
それらが終結した、6月23日。
沖縄慰霊の日。
平和祈念公園。
平和の灯から眼下を望む。
この場所は景観とは裏腹に、
少し寂しげで、
サイパンのバンザイクリフが、
脳裏によぎる。
例年なら、
沖縄の梅雨が明ける頃。
より沖縄感を感じ、
夏の爽快さが弾ける様なこの季節。
意識を空高く。
宇宙まで突き抜ける様に、
脳内を、75年巻き戻す。
けれど、
Macのタイムマシーンの様に、
上手くはいかないもので。
真夏の終戦ながら、
後世に生まれた者としては、
どうしても、
戦時中の景色は灰色の世界になる。
青空でさえ。
この時ばかりは輝きは放たず。
戦争映画やドキュメント。
お盆にかけて、盛んになる時期。
戦争映画は美談にあらず。
ただただ、惨たらしく、涙も枯れる。
絶対に繰り返してはならない。
それが戦争だと。
戦争を知らない世代が担う。
6月23日。
沖縄慰霊の日を忘れない。
平和を後世に伝え抜く。
沖縄の青が輝き続ける様に。
大好きな場所だから。
鎮魂と、
平和の炎を絶やさぬ様に。
人の世は素晴らしい。
子供達に輝ける未来を。
来年は行けるといいなぁ。
沖縄だって出張撮影可能な伊勢の人。
(笑)
ご予約は田島氏にお気軽に。